『ミルクドール』　 中山哲学






このほんは中篇作品と短編作品の抱き合わせで作品タイトルどおり巨ぬう系おねぇさん律が高い作品でした。そしてその中のシリーズの内、巻頭にある作品群がなかなか興味深いことに年齢退行を扱っているのです。いつもは強気で弟をいいようにこき使っている姉が、弟のちょっとした悪戯をきっかけに幼稚園児に年齢退行してしまった。と言うお話です。もちろん、ただ年齢退行するだけではなくエッチしちゃうのですが…その年齢退行してしまった理由と言うのが実に心理学的にもうなずけるお話になっているので、催眠術ものではないけれども催眠ふぇち的にはアリかな？と言う感じになっていました。
少なくとも、催眠術にかかった振りと言うよりは非常に面白そうな展開になっています。









『ロリ☆缶』　高永浩平






炉系の短編集で、その中に『つよいこ催眠』と言うのが収録されています。
テレビで観た催眠術を真似て、冗談で五円玉を使って妹の目の前でブラブラとさせていたら本当にかかってしまって、アタフタしている内に服がはだけてそのまま本番に突入と言う非常にベタな展開。
ちょっと変化球な所は、話の最後で催眠術は途中で解けていた事が台詞で判明するのですが、それを踏まえて最初から読み直すと、何処で催眠が解けてしまったのか、妹の眼つきと台詞の反応で判るようにしてあるところが非常に斬新。
ちなみに、その妹の弁では当初の眠くなる催眠は解けてしまったけれども、エッチくなる催眠は全然解けていないよ。だそうです。炉系、ナイチチ系が大丈夫な方、お勧めです。





『MAMAMA』　飛龍　乱






一年ほど前に先行初回限定版が出ていた本ですがこの中の短編『サイミン』が収録されていたのでお勧め。コチラも兄が妹に催眠術をかけてえっちをするやつですが、コチラの誘導方法は悪友から手に入れた妖しげなＤＶＤビデオを、ダイエットのビデオだと言って見せるという手口。しばらく一人でそれを観させ、効き目を試すために犬になれと暗示したらそのあまりのカワイさに勢いあまってそのままエッチになだれ込んでしまったという。これ、面白いのでシリーズ化して欲しかったりするのですが無理ですかねぇ～。これでシリーズ化されたら、この話の分重複していても単行本を買ってしまいますよ。その上、当然、ここで紹介しますしね。
ちなみに、サイミンえっちの後は暗示でシャワーを浴びさせてから元の部屋に戻らせて覚醒すると言う抜け目のない事をしてやがります。

『縛悦の虜』　紫恩（SHION）






『淫獄師』　紫恩（SHION）

これの続きですが、これは催眠と言うかＭＣもの。しかもかなりの長編で単行本二冊でも終わりが見えていません。そう言う意味では楽しみな話ですが…これの次は結構またされそうな感じですね。
私的には、絵に華と言うか萌えがないのでパスなのですが…一応ご報告。
話の内容は瞬間催眠を使って女の子を適当に操っている男と、その男を追う女。そしてその男と敵対するらしい謎の男と言う、推理物。暗めの話が大丈夫な方向けです。